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SMART DRINKING REPORT

【比較表】ノンアル・微アルコール飲料の主要ブランド

メーカー、ワイナリー、地方の醸造所、輸入元、専門ECの8者を、公式資料で確認できる事実項目で並べます。

清潔な棚に並ぶ、ラベルの読めない各種ノンアルコール飲料のボトルと缶

比較表を読む前に

最終更新日:

本ページの比較表は、各社の公式サイト、公式のニュースリリース、信頼できる報道で確認できた事実項目だけを並べています。順位付けや優劣の判断は行いません。確認できなかった項目は「公式サイト参照」と表記しています。

ノンアルコール飲料や微アルコール飲料の主要ブランドを一つの表に並べると、商品の味の違いではなく、事業の立ち位置の違いが見えてきます。大手ビール会社は、複数のカテゴリでノンアルとローアルを展開し、流通網を通じて全国の店頭で販売しています。ワイナリーはワインの技術を生かした商品、地方の醸造所は少量多品種のクラフト商品、輸入元は海外ブランドの紹介、専門ECは編集した品揃えという形で、それぞれ異なる役割を担っています。

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この表は、国内で公式に存在と事業内容を確認できた8者を掲載しています。網羅的な一覧ではなく、ここに載っていない事業者が存在しないという意味でもありません。表の項目は、本社の所在地、主なカテゴリ、アルコール度数帯、製法や原料の公表状況、公式資料で確認できる主な動きの五つです。おいしさや健康への効果といった主観的な評価は載せていません。

【比較表】ノンアル・微アルコール飲料の主要ブランド8者

プレイヤー本社・主な所在地主なカテゴリアルコール度数帯製法・原料の公表公式・公開資料で確認できる主な動き
アサヒビール株式会社東京都墨田区吾妻橋ビールテイスト、炭酸水、RTD、機能系ノンアル0.00%(アサヒドライゼロなど)、3.5%以下のアルコール飲料も展開公式サイト参照ビール系・RTD・ノンアルのパッケージに純アルコール量(g)を表示(2021年8月開始、2023年に全商品へ拡大)。2025年までに3.5%以下とノンアルで合計販売容量の20%以上を目指す
キリンビール株式会社東京都中野区中野ビールテイスト(キリン グリーンズフリー)0.00%香料と人工甘味料を使わず、麦とホップの香りを引き出す製法と説明(2020年発表)2020年4月発売。2023年2月から350ml缶・500ml缶・334ml小びんで全国販売。2023年の累計販売数量は前年比約1.5倍(2024年4月発表)
サントリー大阪市北区堂島浜(ホールディングス)、東京都港区台場に拠点ビールテイスト(オールフリー)、RTDテイスト(のんある酒場)ほか4ブランド0.00%公式サイト参照ノンアルコール飲料市場を独自に推計して公表。業務用ノンアルベース「ZEROPPA」を飲食店向けに提供し、専門店「ノンアル∞STAND by ZEROPPA」が2025年7月に開業
サッポロビール株式会社東京都渋谷区恵比寿ビールテイスト(サッポロ プレミアムアルコールフリー)0.00%公式サイト参照2012年に黒ビールテイストの「ブラック」を発売。2013年に香りと味わいをリニューアルしたと報じられた
メルシャン株式会社東京都中野区中野ワインテイスト、ノンアルコールサングリア0.00%(贅沢ワイン気分 スパークリング)特許技術の「特殊ブドウ果汁」を使うと説明2021年6月にノンアルコールサングリア「MOCK Bar」、2024年9月3日にノンアルコールスパークリング「贅沢ワイン気分 白/ロゼ」(290mL缶)を発売
世嬉の一酒造株式会社岩手県一関市田村町クラフトビール、ノンアルコールビール、ノンアルクラフトコーラ公式サイト参照公式サイト参照1918年創業の酒蔵。1995年にクラフトビール「いわて蔵ビール」を立ち上げ、2021年1月に砂糖不使用のクラフトコーラ「こはるコーラ」を発売。ノンアルビールが世界大会のスタイル別で受賞したと報じられた
パシフィック・ヨウコ(Opia の日本輸入元)公式サイト参照輸入ノンアルコールワイン(フランス産 Opia)公式サイト参照果汁を発酵させず、タンクの温度管理で糖のアルコール発酵を防ぐ製法と海外記事が紹介1986年5月設立の輸入会社で、Opia の日本における販売代理店と紹介されている
MARUKU東京都目黒区鷹番(店舗所在地)ノンアルコール飲料専門EC、カフェ&バー、自社ビール0.0〜0.5%のクラフトビールを10種類以上取り扱うと紹介自家製コンブチャソーダなど。製法の詳細は公式サイト参照ノンアル飲料専門のECサイトを運営。自社ブランドの「MARUKU AF LAGER 0.00%」を提供すると紹介されている

2026年10月時点、各社公式サイト・公開資料に基づく。最新情報は各社サイトで確認してください。「公式サイト参照」は、公式サイト上で確認できなかった、または商品ごとに異なるため記載を控えた項目です。表の内容は各社の自己説明や報道であり、第三者による優劣評価ではありません。

各プレイヤーのプロフィール

アサヒビール: 純アルコール量の表示とスマートドリンキング

アサヒビールは、公式のスマートドリンキングのページで、お酒を飲む人も飲まない人も自然に楽しめる飲み方を提案しています。アルコール分0.00%の商品として「アサヒドライゼロ」「アサヒスタイルバランス」「アサヒヘルシースタイル」「アサヒゼロ」「ウィルキンソン タンサン #SOBER」などが、アルコール分3.5%以下の商品として「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」(3.5%)、「ニッカ シードル・スイート」(3%)、「カルピスサワー」(3%)などが掲載されています。報道では、アルコール度数0.5%の「ビアリー」が2021年3月に発売され、微アルコールという区分の第1弾と位置づけられたことも伝えられています。

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キリンビール: 香料と人工甘味料を使わない製法

キリンビールの「キリン グリーンズフリー」は、2020年4月に発売されたノンアルコール・ビールテイスト飲料で、アルコール分は0.00%です。キリンホールディングスの発表では、香料と人工甘味料を使わずに麦やホップの香りを引き出す製法を特徴としています。2023年2月から350ml缶、500ml缶、334ml小びんで全国販売されており、2024年4月の発表では2023年の累計販売数量が前年比で約1.5倍になったと報告されています。ワインを担当するメルシャンも、キリングループの事業会社です。

サントリー: 4ブランドと業務用ベース

サントリーの公式案内では、ノンアルコール飲料が「オールフリー」「のんある酒場」「のんある気分」「まるで梅酒なノンアルコール」の4ブランドで構成されています。「のんある酒場」はすべてアルコール分0.00%で、あくまで20歳以上の方を対象につくられた商品と説明されています。業務用では、焼酎やウイスキー由来の香りを生かしたノンアルコールベース「ZEROPPA」を飲食店向けに提供しており、東京タワーフットタウン1階の専門店「ノンアル∞STAND by ZEROPPA」は、運営をマザー牧場が担い、2025年7月18日に開業しました。

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サッポロビール: プレミアムアルコールフリー

サッポロビールの「サッポロ プレミアムアルコールフリー」は、ノンアルコールのビールテイスト飲料です。同社の2012年のニュースリリースには、黒ビールテイストの「ブラック」をアルコール分0.00%の商品として発売したと記載されています。2013年には苦みとコクを残しつつ香りと味わいを進化させるリニューアルが行われたと報じられました。現行の原材料や栄養成分は、公式の商品ページで確認してください。本社は東京都渋谷区恵比寿にあります。

メルシャン: ワインテイストの本格派とサングリア

メルシャンは、キリングループのワイン会社です。2021年6月にノンアルコールサングリアの「MOCK Bar」を発売し、発売から約1か月で15万本を超えたと発表されました。2024年9月3日には、アルコール0.00%のノンアルコールスパークリングワイン「贅沢ワイン気分 スパークリング 白/ロゼ」(290mL缶)を発売しています。特許技術の「特殊ブドウ果汁」を使い、ワインらしい余韻や複雑味を目指した商品と説明されています。

世嬉の一酒造: 酒蔵が手がけるクラフトのノンアル

世嬉の一酒造は、岩手県一関市に拠点を置く酒蔵で、1918年に創業し、1995年にクラフトビールブランド「いわて蔵ビール」を立ち上げました。2021年1月には、砂糖を使わない自然な味のクラフトコーラ「こはるコーラ」を発売しています。ノンアルコールビールの「禁酒時代のヒール」がスタイル別の世界大会で受賞したとも報じられました。一関工業高等専門学校などと、牡蠣を使ったノンアルコールのクラフトビールを共同開発しているという発表もあります。

パシフィック・ヨウコ(Opia): 発酵させない製法の輸入ワイン

Opia は、フランスで造られるノンアルコールワインのブランドです。海外の業界記事によると、ブドウを収穫して破砕し、果汁を取り出したあと発酵させず、タンクの温度管理で酵母が糖をアルコールに変えることを防ぐ製法です。保存料を使わずに殺菌も行うと紹介されています。日本の輸入元は1986年5月設立のパシフィック・ヨウコで、日本における販売代理店と紹介されています。所在地や取扱チャネルは、同社の公式情報で確認してください。

MARUKU: ノンアル専門のカフェバーとEC

MARUKUは、東京都目黒区の学芸大学駅近くで営む「Low Alcoholic Cafe MARUKU」と、ノンアルコール飲料専門のECサイトを運営するブランドです。店主が自ら試飲して選んだ商品を並べ、スポンサーに左右されない品揃えを掲げると紹介されています。0.0%〜0.5%のクラフトビールを10種類以上、輸入のノンアルクラフトビールやワインも扱い、自家製のコンブチャソーダや、自社ブランドの「MARUKU AF LAGER 0.00%」を提供しています。

ノンアル飲料ブランドを比較するときの視点

ブランドを事実で比べるとき、次の五つの視点が手がかりになります。第一にカテゴリです。ビールテイスト、ワインテイスト、蒸留酒の代替、RTDの代替、モクテル向けベースなど、何の代わりを狙っているかで商品設計は変わります。第二にアルコール度数帯です。0.00%と表示された商品は、アルコールを含まないことを前提に作られています。0.5%や3%といった微アルコール・ローアルコールの商品は、選べる度数を広げる提案です。同じ「ノンアル」の棚に並んでいても、運転や服薬の場面では確認が必要な違いがあります。

第三に製法の公表です。脱アルコールで造るのか、発酵させずに調合するのか、香料や甘味料を使うのかは、メーカーによって説明の詳しさが異なります。製法は第3ページで整理しています。第四に流通の形です。家庭向けの缶や瓶、飲食店向けの業務用ベース、専門ECや専門店など、どこで手に取れるかが商品の使われ方を決めます。第五に情報開示の姿勢です。純アルコール量の表示、20歳以上を想定した旨の案内、原材料の説明など、購入前に確認できる情報の多さも比較の材料です。

これらの視点は、商品の優劣を決めるものではありません。選ぶ人の場面、たとえば食事に合わせたい、運転がある、アルコールの味わいに近いものを探している、といった条件によって、重視する項目は変わります。比較表は、その条件に合う事業者を探すための地図として使ってください。

一次情報の確認先

本サイトはノンアルコール・低アルコール飲料の市場と製法を公開情報から整理したものであり、特定の商品・店舗の推奨や健康効果の説明ではありません。アルコール度数1%未満の飲料でも、20歳未満の方の飲用や運転前の飲用を想定した商品ではない場合があります。表示・規制は各社・所管官庁の情報をご確認ください。